パナソニックトレンクル解説

panasonic traincle(パナソニック トレンクル)サムネイル画像
  • 14インチ以上では、世界最軽量モデル。
  • スピードは、ママチャリと同じくらいか遅めになるでしょう。
  • 軽快に走れる「超軽量」、軽い走りの「パナレーサータイヤ」、軽量で走りも軽い「ポリウレタンチューブ」により、軽快な走りになるでしょう。
  • 工具不要、3ステップで簡単に折りたためます。
  • 中型のコインロッカーに入る超コンパクトサイズ。
重さ 6.9kg タイヤ 14インチ×1.5HE パナレーサー ケブラービード ZSGコンパウンド
変速 変速ギアなし(シングルギア) 折りたたみサイズ 550mm×583mm×350mm
チタンポリッシュ 装備 「ギアカバー」、「LEDライト」、「ベル」、「ワイヤー錠」
panasonic traincle(パナソニック トレンクル) panasonic traincle(パナソニック トレンクル)駅にて

スピード(速度、速さ)

変速機はありません。シングルギアです。

チェーンリング(ペダル側のギア、チェーンホイール)は、42Tの比較的大きめのギアを使用していますが、タイヤがとても小さいので、「ペダル1回転で進む距離」は約3.85mです。

変速機のないママチャリの「ペダル1回転で進む距離」は、約4.7mです。これよりも、80cmほど短くなります。この距離だけ、ペダルをこいだら進むということです。加速をできて、スピードを出せるということです。

しかし、自転車の重さがママチャリとは比較にならないほど超軽量です。ママチャリの3分の1(1/3)ほどの重さしかありません。

自転車は軽いほど、走り出し、加速、減速、カーブ、上り坂などが、少ない力で済むため、ペダルが軽くなり、走ること全般が楽になります。

≫ 自転車の軽さが走りに与える影響をくわしく

フレームの強度が強いです。フレームの強度が強いと、「ペダルをこぐ力」をしっかりと受け止めて効率的に伝えるので、軽快に走れます。

転がり抵抗が小さくてグリップ力が強いタイヤと、軽量なポリウレタンチューブを使用しています。これにより、走りが軽くなります。

これらのことから、「ペダル1回転で進む距離」はママチャリよりも短めなので、進みにくいと感じるかもしれませんが、車体が超軽量なことなどからペダルは軽く、軽快に走れるでしょう。ペダルのこぎ出しや加速するとき、上り坂では特に、走りが軽く感じるでしょう。

スピードは、ママチャリと同じくらいか、少し遅めになるかもしれません。しかし、街乗りとしては十分なスピードで走れるでしょう。

折りたたみ方法

panasonic traincle(パナソニック トレンクル)折りたたみ方法

工具不要、3ステップで簡単に折りたためます。

サドル(イス)を下まで下げます。

右側のペダルを折りたたみます。※自転車を折りたたむと、構造上、左側のペダルは邪魔にならないので折りたたむ必要がなく、折りたためないペダルになっています。右側のペダルだけを折りたたみます。

ハンドルポスト(ハンドルの下の棒)の折りたたみレバーを解除し、ハンドルポストを外側に折りたたみます。

フレームの中央部分にある折りたたみレバーを緩めて、フレームを折りたたみます。後輪にあるマグネット(磁石)と、前輪にある袋ナットをくっつけて固定します。


持ち運びに最適なコンパクトサイズ

panasonic traincle(パナソニック トレンクル)電車で折りたたみ状態

電車やバスに自転車を持ち込むために、折りたたみサイズがとてもコンパクトになっています。

電車やバスなどの公共交通機関に自転車を持ち込む「輪行(りんこう)」に最適なモデルです。


中型コインロッカーに入る大きさ

panasonic traincle(パナソニック トレンクル)中型コインロッカーに入る

折りたたみサイズは、高さ:550mm 奥行き:583mm 幅:350mmです。

一般的な中型のコインロッカーに入る大きさです。※すべての中型コインロッカーに入るとは限りません。入れるときはサイズをご確認ください。


多くの超軽量パーツを使用

panasonic traincle(パナソニック トレンクル)軽量パーツ

車体を軽量化するために、チタン、カーボン、アルミといった超軽量パーツを多く使用しています。

フレームにはチタンを使用しています。チタンは、軽量で丈夫な素材です。

チタンフレームは軽量ですが、加工が難しく製造には手間と経費、高い技術が必要なため価格が高くなります。

チタンフレームの特徴は、一般的にアルミフレームに比べるとやや重いですが、衝撃吸収性があります。ミニベロ(タイヤが小さい自転車。小径車)はタイヤが小さい分、衝撃吸収性が落ちるので、チタンフレームを使用することで衝撃吸収性を高めています。衝撃吸収性(快適性)と軽量化のバランスがとられています。

また、チタンはとても耐食性(たいしょくせい)が高く、錆びにくい(さびにくい)金属です。耐久性があり、品質が低下しにくいので、長持ちするフレームです。

フロントフォーク(前輪を支える棒状のパーツ)には、カーボンを使用しています。カーボンとは、炭素繊維強化プラスチックのことで、価格はとても高いですが軽量で衝撃吸収性もある、自転車に最適な素材です。

フロントフォークにカーボンを使用することで、軽量化だけでなく衝撃吸収性を高めて、腕に伝わる振動を減らして乗り心地を快適にしています。

他にも、多くのパーツにアルミパーツを使用しています。アルミは、軽量な素材です。

アルミを使用しているパーツは、「ヘッドセット(フレームとフォーク[前輪を支える棒状のパーツ]を接続する部品。ヘッドパーツ)」、「ハブ(タイヤの中心部にある回転軸)」、「リム(車輪の外側の金属部分)」、「シートポスト(イスの下の棒状の部分)」、「ブレーキレバー」、「ブレーキアーチ」、「ギヤクランク(ペダルとギアをつなぐ棒状の部分)」、「左ペダル」、「ニップル(スポーク[車輪の中心から出ている細い棒]とリム[車輪の外側の金属部分]を接続するパーツ)」、「シートクランプ(サドル[イス]をシートポスト[サドルの下の棒]に固定している部品)」にアルミパーツを使用しています。

ひとつひとつのパーツは、さほど重くありませんが、多くのパーツに軽量なアルミを使用することで、軽量化に貢献しています。

チェーンは、汚れを落としやすい窒化チタンコーティングをしています。さらに、中空ピン、肉抜きプレートを採用することで、チェーンも軽量化しています。

これらの工夫により、車体が軽量化されています。


走りが軽くなるタイヤ

タイヤは、「PANARACER(パナレーサー) 14×1.5HE ケブラービード ZSGコンパウンド」を使用しています。

ケブラービードとは、ビード(タイヤを車輪に取り付ける部分)に、ケブラー(強度が強く柔らかい繊維であるアラミド)を使用しているタイヤのことです。

比較的価格が安いタイヤは、ビードに鉄を使用するので重くなります。これに比べて、ケブラービードは繊維を使用するので、軽くなります。価格は高いですが、軽いタイヤになります。タイヤが軽量化することで車体が軽くなるのはもちろん、車輪の外側であるタイヤが軽くなるので、タイヤの回転も軽くなり、走りも軽くなります。

また、「ZSGコンパウンド」が使われています。

コンパウンドとは、タイヤの「地面に接する部分」のことです。ZSGコンパウンドとは、グリップ力(タイヤが地面をつかむ力)を強くして、転がり抵抗を小さくするための、パナレーサー独自の素材です。

グリップ力(タイヤが地面をつかむ力)が強いことで、タイヤの反応が良くなるので、加速や減速、カーブなど、より自転車の操作がしやすくなります。

タイヤの転がり抵抗が小さくなることで、タイヤが軽く転がり、軽快に走ることができます。走行中のスピードの維持がしやすくなり、加速もしやすくなります。

軽量で、走りも軽くなるタイヤです。

走りが軽くなる、軽量チューブ

チューブとは、タイヤの内側にある空気の入っている部分のことです。ドーナツ状、浮き輪状になっています。

チューブは通常、ゴムでできていますが、このモデルのチューブは「ポリウレタンチューブ」を使用しています。

ポリウレタンチューブは、ゴムのチューブに比べて軽量なので、スポーツ自転車に使われます。

ポリウレタンチューブを使用することで、さらに軽量化しています。

チューブが軽いことでタイヤも軽くなるので、走りが軽くなります。

ききが強くて、軽量化されたブレーキ

ブレーキには、「軽量デュアルピボットブレーキ」を使用しています。

デュアルピボットブレーキ(ダブルピボットブレーキ)は、スポーツ自転車のロードバイク(ロードレーサー)や、高額なシティサイクルや電動自転車に使われるブレーキです。制動力(ブレーキのきき)が強く、軽い力で十分なブレーキがかけられます。

軽量なチタンシャフトを採用し、カートリッジタイプ肉抜きシューホルダー(ブレーキをかける部分の受け皿)を使用しています。

チタンシャフトと肉抜きされたシューホルダーを使用することで、軽量化されています。

軽量サドル(イス)

サドルには、「トレンクルオリジナル軽量サドル」を使用しています。

スポーツサドルを使用しています。軽量なサドルです。

さらに軽量化するために「カーボンレール」を使用しています。

レールとは、サドルを自転車に固定する部分のことで、ここにカーボンを使用することで軽量化しています。

サドルには、トレンクルのロゴ入りです。

幅広い適正身長

タイヤは小さいですが、長いシートポスト(サドルの下の棒)が使えるので、比較的身長が高い人でも乗ることができます。

サドルの高さは、67cm~87.8cmまでです。

適正身長は、130cm~175cmです。

身長が低い人から比較的高い人まで、幅広く適応しています。

まとめ

「持ち運びに最適」な折りたたみ自転車です。

タイヤサイズが14インチ以上の折りたたみ自転車では、世界最軽量です。

チタン、カーボン、アルミと、軽量な素材を多く使用しています。

他にも、多くのパーツに軽量化のための工夫がされています。

これら多くの工夫により、超軽量化しています。

「超軽量」で「コンパクト」なので、電車に持ち込んだり、車のトランクに入れたりして、持ち運ぶことに最適なモデルです。

走行性能も、サイクリングを楽しむには十分な性能を持っています。

旅行など、電車や車で自転車を運んで、サイクリングコースや旅先でサイクリングを楽しむといったことに最適なモデルです。

自転車を屋内で保管し、TSマークを更新するなど定期的にプロに点検してもらうことで、長く使うことができます。長い間 愛用する「一生の持ち物」になるでしょう。


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※自転車に使われている部品類は、改良や新素材の使用などにより、一部仕様変更になる場合があります。

パナソニック トレンクル

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注意 乗れる状態にするのは販売店

自転車は工場で製造した時点では、まだ完成していません。最終的に販売店が組み立てと調整を行って完成します。

つまり、同じ自転車でも取り扱いが販売店によって違うので、クチコミや感想も違うものになります。

特に「自転車がガタつく」、「変速機がうまく切り替わらない」、「ブレーキのききが悪い」などの状態は、自転車の組み立てや調整をきちんと行っていない可能性があります。この場合、自転車ではなく、組み立てや調整を行う販売店に問題があることも考えられます。なかには、工場から届けられた状態のまま、自転車の組み立ても調整もまったく行わずに、そのまま販売している店もあるようです。

自転車のクチコミは、販売店によって違いがあることも考慮して、参考にしてください。

自転車専門店「サイクルベースあさひ」のネット通販

  • 箱から出したら、すぐ乗れる(組み立て、調整済み
  • 初期点検が、無料で店舗で受けられる
  • ネットのほうが、安くて種類が豊富
  • 店舗で受け取りもできる(送料無料

箱から出したら、すぐ乗れる(組み立て、調整済み)

自転車は、工場で製造した段階では、まだ完成していません。

その後、自転車屋さんが組み立てて、タイヤやブレーキなどの調整を行い完成車(乗れる状態)になります。

初期点検を、無料で店舗で受けられる

自転車はすぐに乗れる状態で届けられますが、目の前で調整や点検をしてもらいたい方は、自転車が届いたら近くのサイクルベースあさひの店舗にその自転車を持って行き、無料で初期点検をしてもらうといいでしょう。

サイクルベースあさひは、全国に400店舗以上を展開する大型の自転車専門店です。ご自宅の近くにも店舗があるかもしれません。

ネットのほうが、安くて種類が豊富

注文後に仕入れ先から取り寄せるので、店で在庫を抱える必要がなく、ネット通販のほうが安い価格で販売ができ、取り扱う商品の種類も多くなります。

店舗で受け取りもできる

ネットで注文した自転車を、近くのサイクルベースあさひのお店(店舗)で受け取ることもできます(一部の商品を除く)。

ネットで注文するため店舗価格よりも安いネット価格で購入でき、店舗で受け取るので送料無料です。

サイクルメイトへの加入は、店舗で自転車を受け取る際に加入と支払いをします。

お店(店舗)で受け取れる商品かどうかは、サイクルベースあさひのそれぞれの「商品ページ」に書かれています。

なお、お店で受け取る場合は、支払い方法はクレジットカード払いのみです。

≫ 「ネットで注文、お店で受け取り」について|サイクルベースあさひ

≫ 全国のサイクルベースあさひのお店(店舗)はこちら

パーツの取り付け

自転車とパーツ(部品)を同時に購入すると、取り付け工賃無料で自転車にパーツを取り付けてもらえます(一部を除く)。

≫ パーツの取り付けについて|サイクルベースあさひ

防犯登録

自転車の注文と同時に防犯登録を購入することで、防犯登録ができます。

自転車を店舗で受け取る場合は、受け取るときにサイクルメイトに加入することで防犯登録を行います。

防犯登録は法律で義務付けられており、防犯登録によってその自転車の持ち主であることが証明されるので、盗難被害にあった場合に自転車が戻りやすくなります。

メンテナンス

自転車は乗り続けていると、点検や整備が必要になってきます。

そこで、おすすめなのが「TSマーク」です。

TSマークとは、自転車の整備士である自転車安全整備士が自転車を点検して、安全性が認められた自転車にのみ貼ることができるマーク(シール)のことです。TSマークは、安全な自転車の証明であり、傷害保険賠償責任保険が付いています。

傷害保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で自分が怪我をして入院するか、重度後遺障害(重い障害)を受けるか、または死亡した場合に一定の金銭(給付金)が支払われる保険です。

賠償責任保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で人にケガをさせて重度後遺障害(重い障害)を負わせたり、死亡させた場合に、一定のお金が支払われる保険です。

TSマークは「自転車安全整備店」で付けることができます。自転車安全整備店は多くの自転車屋や一部のホームセンターが認定されているので、全国にたくさんあります。なお、サイクルベースあさひも「自転車安全整備店」です。

≫ 全国の「自転車安全整備店」 一覧

TSマークに必要な費用(保険料)は1,000円~1,500円ほどです。自転車の点検代がTSマークにかかる費用なので、店によって点検代が多少違います。

また、自転車に故障や激しい劣化があるとTSマークをつけることができないので、それらの部品を交換する必要があります。その場合は、部品代などが必要になります。

TSマークの有効期限は1年です。年に1回、TSマークを更新することで、自転車の定期点検ができますし、保険をかけることができるので安心です。

なお、TSマークをつけるには、防犯登録が必要です。

≫ TSマークについて|公益財団法人 日本交通管理技術協会

「サイクルベースあさひ」情報

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    それぞれのくわしい内容は、各ページをどうぞ。
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