折り畳み自転車の体重制限や積載重量は何kgか

折りたたみ自転車も一般的な自転車と同じような体重制限になっています。

まずは、自転車の体重制限についての考え方を見ていきましょう。

自転車の車種ごとの体重制限

一般的なメーカーが記載している、自転車に乗る人の体重の基準はそれぞれ、「折りたたみ自転車は65kg~110kg」、「ママチャリ(シティサイクル、軽快車)は65kg」、スピードが出るスポーツ自転車である「ロードバイク(ロードレーサー)は60kg~90kg」、山道など荒れたオフロードを走る「マウンテンバイク(MTB)は100kg以上」としていることが多いです。

各メーカーやブランド、それぞれの車種によっても、カタログに記載されている数値は違います。そもそも、基準としている体重を記載していない自転車もたくさんあります。

体重制限を超える人が乗ると、すぐに故障するというわけではないようです。

あくまで、これらの体重を基本として設計しているということで、これらの体重を大きくオーバーした人が乗り続けた場合は、自転車の消耗や劣化が早くなるということです。

ママチャリにお相撲さんが乗っている姿を見かけますし、現在は道路交通法違反ですが、ママチャリに二人乗りをしている人も以前はよく見かけました。

折りたたみ自転車の場合は、折りたたみ部分の強度が大切なので、以下の条件を参考に、安全性の高い折りたたみ自転車を選んでください。

安全な折りたたみ自転車の目安

価格

安すぎる折りたたみ自転車ではなく、最低でも2万円以上するものにしましょう。

折りたたみ自転車は折りたたみ部分が複雑にできています。人が乗れる強度があるのに、折りたたむこともできます。これには高い精度で作られた部品と、高い技術が必要です。このため、あまりにも安すぎる折りたたみ自転車は、乗る人の体重に関係なく危険性が高いです。

自転車屋で買う

できたら自転車屋で購入しましょう。

自転車は工場で製造された段階では、まだ完成していません。「90%完成車」や「95%完成車」などと言われます。

販売店の専門の資格を持ったスタッフが、自転車を組み立てて、ブレーキのききやタイヤの回転などの最終調整をして、乗れる状態になります。

ネット通販の場合は、「90%の状態で売る店」もあれば、「ちゃんと乗れる状態にして売る店」もあります。

ネットで購入する場合でも「乗れる状態で売る店」で購入すれば、プロが組み立てと調整を行うので、安全です。

また、ネットで注文してお店で受け取ることができる自転車屋もあります。この場合、店舗で買うよりもネットで買うほうが品数が豊富で、安い価格で買うことができる商品が多いです。全国展開している店では「サイクルベースあさひ」と「イオンバイク」です。なお、このサイトでは自転車をご紹介していますが、「サイクルベースあさひ」と「イオンバイク」で買える自転車の場合は、買えるようにリンクを貼っています。そもそも、基本的に自転車屋さんのネット通販を中心にしてご紹介しています。

つまり、自転車はどこで買っても同じではありません。ちゃんと組み立てと調整を行っていない自転車は、折りたたみ自転車に限らず、体重に関係なく、危険です。ちゃんとした店で購入しましょう。

自分でチェック & メンテナンス

一番いいのは、自転車に乗っていて「変な音がする」「ガタガタする」など、何かおかしなことがあったらすぐに自転車屋さんに相談することです。

また、メンテナンス(管理)も大切です。自分でできる一番簡単なメンテナンスは、タイヤに空気を入れることです。

タイヤにちゃんと空気が入っていると、自転車への衝撃を弱めてダメージを減らせます。体重も、路面からの衝撃も、タイヤには大きな負担がかかります。そのタイヤに、適切に空気が入っている状態を保てば、自転車の劣化を遅らせるだけでなく、タイヤの転がり抵抗が少なくなるので、軽快に走れるようにもなります。

タイヤに入れる空気の量は、空気の入れすぎも良くないので「パンパンになる少し手前」といった感じです。タイヤの側面には適切な空気圧が書いてあるので、空気入れに圧力計がついていれば、その数値を目安にして入れるのがベストです。

プロのメンテナンスを受けましょう

自転車は乗っているだけで劣化していきます。

ペダルをこぐとチェーンは徐々に伸びていきます。走るとタイヤはすり減っていきます。ブレーキをかけるたびにブレーキシュー(タイヤを止める部分)もすり減っていきます。

ですので定期的に、プロによるメンテナンス(点検、整備)を受けましょう。

これには、TSマークがおすすめです。

TSマークがおすすめ

TSマークとは、自転車の整備士である自転車安全整備士が自転車を点検して、安全性が認められた自転車に付けるマーク(シール)です。TSマークには、傷害保険と賠償責任保険が付いています。

傷害保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で自分が怪我をして入院するか、重度後遺障害(重い障害)を受けるか、または死亡した場合に一定のお金(給付金)が支払われる保険です。

賠償責任保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で人にケガをさせて重度後遺障害(重い障害)を負わせたり、死亡させた場合に、一定のお金が支払われる保険です。

TSマークは「自転車安全整備店」で付けることができます。自転車安全整備店は多くの自転車屋や一部のホームセンターが認定されているので、全国にたくさんあります。自転車の点検をしてもらい、TSマークをつけてもらいましょう。

TSマークの有効期限は1年です。年に1回、TSマークを更新することで、自転車の定期的なメンテナンスができますし、保険をかけ続けることができるので安心です。

TSマークに必要な費用は1,000円~1,500円ほどです。自転車の点検代がTSマークにかかる費用なので、店によって点検代が多少違います。この点検代が保険料でもあります。なお、部品に劣化が見られた場合は新品に交換しないとTSマークの更新はできません。その場合は、別に部品代がかかります。

なお、TSマークをつけるには、自転車の防犯登録が必要です。防犯登録は、自転車の盗難防止を目的とした自転車の登録制度です。自転車を扱うほとんどの店で登録できます。 が、自転車を買った店以外の店で防犯登録するにはいくつか資料が必要なので、自転車を購入するときに同時に防犯登録するのが一番便利です。 ネット通販でも、自転車を購入するときに防犯登録をしてくれる店はあるので、防犯登録をしましょう。このサイトでは防犯登録をしてくれるお店を中心にご紹介しています。自転車を購入するときに、ショップ内で「防犯登録」で検索して同時に購入すると防犯登録をしてもらえます。「ネットで注文してお店で受け取り」の場合は、自転車をお店で受け取るときに防犯登録をお願いすれば、してもらえます。

自転車の保管

なお、自転車を保管するときは、屋根のある所か室内で保管しましょう。雨や風、太陽の光(紫外線)にさらし続けると、劣化が早くなります。

自転車が劣化した状態になると、自転車の走行性能が落ちていき、ペダルが重くなって疲れやすくなったり、ブレーキのききが悪くなるなど、危険にもなります。このため、自転車を大切に扱い、プロによる定期的なメンテナンスが必要なのです。

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