DAHONDashX20(ダホンダッシュ)解説

特徴

  • ダホン唯一のドロップハンドルを使用したロードバイク。
  • 折りたたみには道具を使用して折りたたみ部分の固定力を高めたモデル。ペダルをこぐ力をかなり効率的に走りに変えるので、軽快に走れます。
  • ギアやチェーン、変速機などにはロードバイク用パーツの「SHIMANO 105」を使用し、軽い走りとスムーズな変速ができます。
  • タイヤや車輪には、空気抵抗を軽減する工夫が加えられているので、さらに軽い走りができるようになっています。
重量 Mサイズ:9.2kg
Lサイズ:9.3kg
※ともにペダルを除く
タイヤサイズ 20インチ×1.0
変速 20段変速ギア 折りたたみサイズ M:W90×H89×D34cm
L:W91×H91×D34cm
マットブラック、マンゴーオレンジ
その他 アルミフレーム、推奨身長(M:157~172cm、L:170~193cm)

ギャラリー

dahon-Dash-X20-2014-orange.jpg
マンゴーオレンジ
dahon-Dash-X20-2014-black.jpg
マットブラック

折りたたみ方法

LOCK JAW Folding Technology
(ロック ジョー フォールディング テクノロジー)

ダホン ロックジョーフォールディングテクノロジー.jpg

ミニベロ トップチューブとダウンチューブ.jpg
↑黄色い部分が「トップチューブ」。
赤い部分が「ダウンチューブ」。


dahon Dash X20 2014 折りたたみ部分のアップ
↑折りたたみ部分


dahon-Dash-X20-2014-folding.jpg
↑折りたたみ状態。クリックで拡大します。

↓折りたたみ動画です

工具を使って折りたたみます。

付属の6mmのアーレンキー(六角棒スパナ、六角棒レンチ、ヘキサゴンレンチ)1本で、簡単に折りたたむ事が出来ます。

フレームのトップチューブ(黄)と、ダウンチューブ(赤)の2カ所のロックボルトを付属のアーレンキーで180度回転(1/2回転)すると折りたたみ部分の固定と解除ができます。

工具不要の折りたたみ自転車に比べて、この工具を使用するモデルの、折りたたみ部分をロックした時の固定力は、非常に強いものになります(剛性が高い)。

また、トップチューブとダウンチューブの2ヶ所で固定するため、フレームの折りたたみ部分の固定力はさらに強くなります。

フレームの折りたたみ部分が強く固定されないと危険でもありますが、それとともにペダルをこいだ時の力を逃がしてしまい(パワーロス)、効率よく進むことができません。

フレームの折りたたみ部分が強く固定されていることは、安全性の向上とともに、ペダルをこぐ力を逃がさないので、無駄なく効率的に走ることができます。

とはいえ、工具不要の折りたたみ自転車の折りたたみ部分が、強く固定されず危険ということではありません。十分に固定されて安全ですし、ペダルをこぐ力を無駄にするというわけでもありません。

しかし、「DAHON(ダホン)」ブランドの工具不要のモデルに比べたら、この工具を使用するモデルのほうが固定力は強いので、走りの面では優位性があります。ただし、走行性能はフレームだけが影響するわけではありません。

他にも、この工具を使用するモデルは、工具を使用して固定する、比較的単純な構造になっているので軽量で、かつ、どこが折りたたみ部分なのかがわからないような見た目をしています。


磁石で固定

Magnetix system(マグネティックス システム)

ダホン マグネティックステクノロジー.jpg

前輪と後輪の中心部に磁石(マグネット)があり、自転車を折り畳んだ時に磁石がくっつくことで固定します。

キャリーバッグ(輪行バッグ、輪行袋)に折りたたんだ自転車を入れて持ち運ぶ際に、折りたたんだ自転車ががたつかないので持ち運びやすくなります。

電車などに自転車を持ち込む際に、便利です。


自立の補助

Support Bracket(サポートブラケット)

ダホン サポートブラケット.jpg

「DAHON(ダホン)」ブランドの折りたたみ自転車は、折りたたんだ状態で立たせることができます(自立)。

ダホンの多くのモデルは、折りたたんだ状態で、前輪と後輪と、下にさげたシートポスト(サドルを支える棒)の3ヶ所を使って立たせることができます。

しかし、この折りたたみ自転車は、シートポスト(サドルを支える棒)を下げても構造上、地面に届きません。そこで、こういったモデルの場合はペダル付近に「Support Bracket(サポート ブラケット)」という器具を標準装備しています。

これにより折りたたんだ状態で、前輪と後輪と、「サポート ブラケット」の3点で立たせることができます。


ドライブトレイン(駆動系パーツ)

SHIMANO 105

dahon Dash X20 2014 ハンドル.jpg

今年の「DAHON(ダホン)」ブランドで唯一のドロップハンドル(※写真のようなハンドル)を使用したこのモデルには、ギアやチェーン、変速機、変速レバー(シフター)など、ペダルをこぐ力をタイヤに伝える一連のパーツ(コンポーネント)に「SHIMANO 105(シマノ いちまるご)」を使用しています。

「SHIMANO 105」は、スピードが出るスポーツ自転車である「ロードバイク(ロードレーサー)」に使用されるパーツで、ペダルをこぐ力を効率的にタイヤに伝えて軽い走りができます。また、変速機は正確でスムーズな変速(シフトチェンジ、ギアチェンジ)ができます。


↓基本的にはこのように握ります
ドロップハンドル(STIレバー)基本的な持ち方(中ハンドル).jpg

ドロップハンドル(STIレバー)前後ギア.png

変速レバーには、「STIレバー」を使用しています。

STIレバーとは、「SHIMANO Total Integration(シマノ トータル インテグレーション)」の略で、ブレーキレバーと変速レバーがひとつになった一体型のレバーのことです。「デュアルコントロールレバー」ともいいます。1991年にシマノ(自転車パーツなどを製造するメーカー)によって実用化されました。

ブレーキレバーと変速レバーを一緒にすることで、ハンドルから手を離さずにブレーキと変速(シフトチェンジ)ができます。

ブレーキのかけ方

ブレーキのかけ方は、ハンドルを握った状態で通常のブレーキをかけるのと同じようにブレーキレバーを手前に握るとブレーキがかかります。

シフトチェンジの方法

変速のやり方は、まず、自転車に乗った状態で、左側のハンドルにあるレバーが前ギア(ペダル付近のギア、フロントギア、フロントギヤ)を変速します。

右側のハンドルにあるレバーが後ろギア(後輪のギア、リアギア、リヤギヤ)を変速します。

変速レバーは左右それぞれ2つずつあります。変速レバーA(ブレーキレバーも兼用)と変速レバーBです。

変速レバーAもBも、ともに内側にカチッというまで押すと変速します。

変速レバーAは、小さいギアから大きいギアへ変速します(小→大)。

変速レバーBは、大きいギアから小さいギアへ変速します(大→小)。

左側の変速レバー(前ギア)は、レバーAを内側に押すと重いギアに切り替わり、ペダルが重くなります(シフトアップ)。
レバーBを内側に押すと軽いギアに切り替わり、ペダルが軽くなります(シフトダウン)。

右側の変速レバー(後ギア)は、レバーAを内側に押すと軽いギアに切り替わり、ペダルが軽くなります(シフトダウン)。
レバーBを内側に押すと重いギアに切り替わり、ペダルが重くなります(シフトアップ)。

左側(前ギア)は大きなギアに切り替えるとギアが重くなり、右側(後ギア)は大きなギアに切り替えるとギアが軽くなります。

少しややこしいですが、慣れれば問題ありません。


車輪(ホイール)

dahon Dash X20 2014 ホイール.jpg

車輪の中心部分(ハブ)は、タイヤがスムーズに回転するために欠かせない部品です。

そこによく回転する「Dahon Smart 1.0」の高回転ハブを使用しています。

スポーク(車輪の中心から放射状に出ている細い棒)には平らなスポーク(扁平スポーク)を使用しています。スポークが平らなことで走行時の空気抵抗を減らします。

リム(車輪の外側の金属部分、タイヤの内側)には、細くてやや長い「セミディープリム」を採用しています。これも、走行中にタイヤに当たった空気の流れをリムが整えて空気抵抗を軽減する効果があります。

このように車輪には高い回転力のハブを使用することで、ペダルをこぐ力を無駄なくタイヤの回転につなげて軽快に走ります。

また、空気抵抗を減らす工夫を施すことで、空気の邪魔を極力減らして走れるので、より速く走ることができます。


タイヤ

Kenda Kriterium

dahon Dash X20 2014 タイヤ.jpg

20インチ(直径)×1.0インチ(幅)のスリックタイヤを使用しています。

タイヤ幅が細いので、空気圧を高くできてタイヤが転がるときの抵抗(転がり抵抗)を小さくでき、タイヤ幅が細いぶん軽量で、走行時の空気抵抗も小さくなります。

これにより、軽く走ることができます。

また、タイヤの溝(みぞ)やブロックがない「スリックタイヤ」を使用しています。スリックタイヤは転がり抵抗が小さいので軽快に走ることができます(※このタイヤに関しては、ごく浅い溝が付いているようです)。

このタイヤ「Kenda Kriterium」は、軽量ながらも耐パンク構造を備えていて耐久性にも優れた、トレーニングから通勤通学などオールラウンドな利用に適したタイヤとなっています。


オプションパーツ(別売りパーツ)

キャリーバッグ(輪行バッグ、輪行袋)

自転車を折りたたんで入れるバッグです。

折りたたみ自転車を電車などの公共交通機関に持ち込む際には、折りたたんでキャリーバッグに入れる必要があります。自転車持ち込み禁止のところもあります。

スタンド

駐輪時に自転車が倒れないように支えます。


≫ダホン オプションパーツ一覧
≫ダホン オプションパーツと自転車の適合表(PDF)

≫メーカーのページへ

※自転車に使われている部品類は、改良や新素材の使用などにより、一部仕様変更になる場合があります。


≫ 「DAHON Dash X20」 をYouTubeで検索
DAHON Dash X20
【映像内容】
横や前などから撮影した映像です。
  • メーカーの公式動画(映像)ではありません。一般の方の投稿動画です。
  • 年式(〇〇年モデル/発売年)や発売した国によって、デザインや構造が多少違うこともあります。

ダホン Dash X20

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注意

自転車は工場で製造した時点では、まだ完成していません。販売店が組み立てと調整を行って完成します。

つまり、同じ自転車でも取り扱いが販売店によって違うので、クチコミや感想も違うものになります。

特に「自転車がガタつく」、「変速機がうまく切り替わらない」、「ブレーキのききが悪い」などの状態は、自転車の組み立てや調整をきちんと行っていない可能性があります。この場合、自転車ではなく、組み立てや調整を行う販売店に問題があるのかもしれません。あるいは、販売店が自転車の組み立ても調整も、まったく行っていないことも考えられます。

自転車のクチコミは、店によって大きな違いがあることも考慮して、参考にしてください。

箱から出したら、すぐ乗れる(組み立て、調整済み)

自転車は、工場で製造した段階では、まだ完成していません。

その後、自転車屋さんが組み立てて、タイヤやブレーキなどの調整を行い完成車(乗れる状態)になります。

サイクルベースあさひのネット通販では、自転車を組み立てて調整をした後、すぐに乗れる状態にして配達してくれます。

初期点検を、無料で店舗で受けられる

サイクルベースあさひのネット通販で購入した自転車は、安全点検が無料で、購入後1年間に3回までサイクルベースあさひの店舗で受けられます。

自転車はすぐに乗れる状態で届けられますが、目の前で調整や点検をしてもらいたい方は、自転車が届いたら近くのサイクルベースあさひの店舗にその自転車を持って行き、無料で初期点検をしてもらうといいでしょう。

サイクルベースあさひは、全国に400店舗以上を展開する大型の自転車専門店です。ご自宅の近くにも店舗があるかもしれません。

≫ 全国のサイクルベースあさひのお店(店舗)はこちら

ネットのほうが、安くて種類が豊富

サイクルベースあさひのネット通販は、店舗に比べて価格が安く、品数も豊富です(一部を除く)。

注文後に仕入れ先から取り寄せるので、店で在庫を抱える必要がなく、ネット通販のほうが安い価格で販売ができ、取り扱う商品の種類も多くなります。

配達日の指定ができる

≫ お買い物方法|サイクルベースあさひ
「ご注文方法」をクリックした後、ずっと下にある「その他ご指定 ステップ4」の「その他ご指定」に書かれています。

店舗で受け取りもできる

ネットで注文した自転車を、近くのサイクルベースあさひのお店(店舗)で受け取ることもできます(一部の商品を除く)。

ネットで注文するため店舗価格よりも安いネット価格で購入でき、店舗で受け取るので送料無料です。

また、お店で受け取ると、アフターサービスや保険などが受けられる「サイクルメイト」に加入できます(有料)。

サイクルメイトへの加入は、店舗で自転車を受け取る際に加入と支払いをします。

お店(店舗)で受け取れる商品かどうかは、サイクルベースあさひのそれぞれの「商品ページ」に書かれています。

なお、お店で受け取る場合は、支払い方法はクレジットカード払いのみです。

≫ 「ネットで注文、お店で受け取り」について|サイクルベースあさひ

≫ 全国のサイクルベースあさひのお店(店舗)はこちら

パーツの取り付け

自転車とパーツ(部品)を同時に購入すると、取り付け工賃無料で自転車にパーツを取り付けてもらえます(一部を除く)。

≫ パーツの取り付けについて|サイクルベースあさひ

防犯登録

ネットで自転車を注文するときに、注文画面で防犯登録ができます(有料 600円)。

自転車を店舗で受け取る場合は、受け取るときに防犯登録を行います。

防犯登録は法律で義務付けられており、防犯登録によってその自転車の持ち主であることが証明されるので、盗難被害にあった場合に自転車が戻りやすくなります。

メンテナンス

自転車は乗り続けていると、点検や整備が必要になってきます。

そこで、おすすめなのが「TSマーク」です。

TSマークとは、自転車の整備士である自転車安全整備士が自転車を点検して、安全性が認められた自転車にのみ貼ることができるマーク(シール)のことです。TSマークは、安全な自転車の証明であり、傷害保険賠償責任保険が付いています。

傷害保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で自分が怪我をして入院するか、重度後遺障害(重い障害)を受けるか、または死亡した場合に一定の金銭(給付金)が支払われる保険です。

賠償責任保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で人にケガをさせて重度後遺障害(重い障害)を負わせたり、死亡させた場合に、一定のお金が支払われる保険です。

TSマークは「自転車安全整備店」で付けることができます。自転車安全整備店は多くの自転車屋や一部のホームセンターが認定されているので、全国にたくさんあります。なお、サイクルベースあさひも「自転車安全整備店」です。

≫ 全国の「自転車安全整備店」 一覧

TSマークに必要な費用(保険料)は1,000円~1,500円ほどです。自転車の点検代がTSマークにかかる費用なので、店によって点検代が多少違います。

また、自転車に故障や激しい劣化があるとTSマークをつけることができないので、それらの部品を交換する必要があります。その場合は、部品代などが必要になります。

TSマークの有効期限は1年です。年に1回、TSマークを更新することで、自転車の定期点検ができますし、保険をかけることができるので安心です。

なお、TSマークをつけるには、防犯登録が必要です。

≫ TSマークについて|公益財団法人 日本交通管理技術協会

「サイクルベースあさひ」情報

  • 支払い方法、送料、配達、返品などについては、「サイクルベースあさひ」の商品ページの下のほうにもまとめて書かれています。
    それぞれのくわしい内容は、各ページをどうぞ。
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【DAHON】 ダホン Dash X20 2014年モデル
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