DAHONQixD8(ダホンクイックスD8)2016解説

DAHON Qix D8 2016 サムネイル

折りたたみ自転車の老舗「ダホン」の、街乗り・軽量・スピードモデル。折りたたみ状態で転がして移動可能。

★★★★☆スピード:4解説

  • 11.8kg/20インチ。(20×1.75)/8段変速ギア。
  • ペダル1回転で進む距離:約252cm~約732cm。
  • 少ない力で走れる「軽量」で、ペダルをこぐ力をしっかりと支える「強度が強いフレーム」、タイヤが硬くなり走りが軽くなる「ダブルウォールリム」を使用し、高速走行で有利な「長めのホイールベース」なので、軽快な走りになるでしょう。
  • アルミフレーム
  • シフター:シマノ クラリス、リアディレイラー:シマノ ティアグラ
  • スピードは、スポーツ自転車に近いスピードで走れるでしょう。
  • 工具不要、簡単に折りたためる。
  • 折りたたみ状態で転がして移動できる「キャスター(ローラー)」、泥はねを防ぐ「泥よけ」、ズボンのスソ汚れを防ぐ「ギアカバー」、駐輪時に自転車を支える「スタンド」を装備。

街乗り装備、リアキャリア、キャスターが付いて、11.8kgはとても軽量です。走行性能がとても高いので、持ち運びだけでなく、日常の移動にも重宝するでしょう。

マットブラック
折りたたみサイズ 83x66x36cm その他 適正身長:145cm~190cm
DAHON Qix D8 2016
マットブラック
DAHON Qix D8 2016 折りたたみ状態
折りたたみ状態

スピード(速度、速さ)

8段変速です。

一番軽いギアの「ペダル1回転で進む距離」は、約252cmです。スポーツ自転車のようなとても軽いギアです。たいていの急な上り坂なら上れるでしょう。

一番重いギアの「ペダル1回転で進む距離」は、約732cmです。

変速機付きのママチャリの一番重いギアの「ペダル1回転で進む距離」は、650cm程度が一般的です。

ロードバイクやクロスバイクなどの本格的なスポーツ自転車の、一番重いギアの「ペダル1回転で進む距離」は、900cm前後が一般的です。

一番重いギアは、ママチャリとスポーツ自転車の中間の距離が出ます。この距離だけ、ペダルをこいだら進むということです。加速をできて、スピードを出せるということです。

車体の重さはママチャリの60%ほどしかありません。軽量です。自転車は軽いほど、走り出し、加速、減速、カーブ、上り坂などが、少ない力で済むため、ペダルも軽くなり、走ること全般が楽になります。

≫ 自転車の軽さが走りに与える影響をくわしく

フレームの強度が強いです。フレームの強度が強いと、「ペダルをこぐ力」をしっかりと受け止めて効率的に伝えるので、軽快に走れます。

タイヤの回転が軽くなり、走りも軽快になるダブルウォールリムを使用しています。

ホイールベース(前輪の中心から後輪の中心までの距離)が長めなので、高速走行時にも比較的安定感のある走りになります。

これらのことから、軽快な走りになるでしょう。ママチャリよりも速い、スポーツ自転車に近いスピードで走れるでしょう。

リアディレイラー(後輪側の変速機)には、「Shimano TIAGRA(シマノ ティアグラ)」を使用しています。スポーツ自転車であるロードバイク用の変速機です。正確にスムーズにギアチェンジできます。

レバーでギアチェンジ

Shimano Claris(シマノ クラリス)SL-2400

変速機を操作するシフター(変速装置)は、「Shimano Claris(シマノ クラリス)SL-2400」を使用しています。スポーツ自転車にも使われるパーツです。

レバーでギアチェンジします。

使いやすいシフターです。


街乗りに最適なタイヤ

Schwalbe Road Cruiser(シュワルベ ロードクルーザー)

タイヤは、100年以上続くドイツの老舗タイヤブランド「Schwalbe(シュワルベ)」の「Road Cruiser(ロードクルーザー)」を使用しています。

「ロードクルーザー」は、シティライド(街乗り)向けのコストパフォーマンスに優れたタイヤです。

タイヤの接地面の溝(みぞ)は「ディレクショナルトレッド」です。進行方向に対してスムーズに回転するためのもので、静かな乗り心地になるように設計されています。


SCHWALBE K-Guard(シュワルベ Kガード)

パンクしにくくする耐パンクベルト「K-Guard(Kガード)」を採用しています。Kガードとは、特殊ゴムと強度が高い「50EPIのケブラー繊維」で作られたプロテクションベルトのことで、これをタイヤの内側に組み込むことで、パンクしにくくしています。


走りが軽くなるダブルウォールリム

DAHON Qix D8 2016 ダブルウォールリム

「リム(車輪の外側のタイヤと接している部分)」には、「ダブルウォールリム」を使用しています。

これにより、リムの強度が強くなり、タイヤも変形しにくくなって硬くなるので、タイヤの転がり抵抗が小さくなり、走りが軽くなります。


折りたたみ方法

Vertical Hinge Technology(バーティカル ヒンジ テクノロジー)

Vertical Hinge Technology(バーティカルヒンジテクノロジー)
↓ 折りたたみ方の映像はこちら(下に移動します)

工具不要で、簡単に折りたためます。

フレームを折りたたみます。この際、ハンドルを前方に、サドル(イス)を後方に折りたたみます。

ハンドルポスト(ハンドルの下の棒)を折りたたみます。

サドル(イス)を下げます。

ペダルを折りたたみます。

シートチューブ(イスの下の棒)とフレームをつなぐガイドアーム「Twin Pull Rod System(ツイン プル ロッド システム)」によって、自転車を持ち上げることなく簡単に、素早く折りたたむことができます。

ダホンの中で、最も簡単に素早く折りたためる、折りたたみ方です。


荷台で転がして移動

DAHON Qix D8 2016 リアキャリア

リアキャリア(後ろの荷台)を装備しています。

ここには、小さな車輪(キャスター、ローラー)が付いているので、小さな車輪とタイヤを使って、自転車を折りたたんだ状態で、スーツケースのように転がして移動できます。

折りたたんだ状態で、駅などで転がして移動する際に便利です。電車や飛行機、船などの公共交通機関に自転車を持ち込んで移動する「輪行(りんこう)」に便利です。

また、荷台にはパニアバッグを取り付けることもできます。パニアバッグとは、荷台に取り付けるバッグのことです。多くの荷物を入れられるので、自転車旅行に便利なバッグです。


折りたたみ時に磁石で固定

Magnetix system(マグネティクス システム)

折りたたんだときに、前輪と後輪が磁石(マグネット)で付くようになっています。Magnetix system(マグネティクス システム)を採用しています。

折りたたんで持ち運ぶときに、前輪と後輪が離れてガタつくと非常に持ち運びにくくなります。

しかし、前輪と後輪がくっついて固定されるので、とても持ち運びやすくなります。

折りたたんで持ち運ぶときに、とても便利です。


身長の適正範囲が広い

DAHON Offset Bottom Bracket(ダホン オフセット ボトム ブラケット)

このモデルは、シートチューブ(イスの下の棒を入れるパイプ)を少し後ろに配置しているので、シートポスト(イスの下の棒)を奥まで入れてもチェーンホイール(ペダル側のギア)の回転軸に当たりません。ですので、長いシートポスト(イスの下の棒)をシートチューブの中にすっぽりと収めることができます。長いシートポスト(イスの下の棒)を使うことで、サドル(イス)を高くすることができるので、身長が高い人にも適応することができます。また、長いシートポストでもすっぽりと収まるので、折りたたみサイズがコンパクトになります。

また、シートチューブを後ろに配置することで、ハンドルからサドル(イス)までの距離も長めになり、ゆとりのあるフレームサイズになります。

コンパクトに折りたためますが、ハンドルからサドルまでの距離に余裕があり、さらに長いシートポスト(サドルの下の棒)が使えることで、サドルを高くすることもできます。

身長が高い人から低い人まで幅広い身長の人が、最適な乗車姿勢を取れるようになっています。


まとめ

泥はねを防ぐ「泥よけ(フェンダー、マッドガード)」、ズボンの裾(すそ)の汚れを軽減する「ギアカバー(チェーンガード)」、駐輪(駐車)するときに自転車を支える「スタンド」を装備した街乗りに最適なモデルです。

リアキャリア(後ろの荷台)にキャスターが付いているので、折りたたんだ状態で転がして移動できます。

街乗り装備をしていて、キャスターも付いている割には、11.8kgと、とても軽量です。

ダホンの新しい折りたたみ方「バーティカル ヒンジ テクノロジー」を使用しているため、折りたたみサイズはとてもコンパクトになります。

スピードも、スポーツ自転車に近い性能なので、日常の移動からツーリングまで幅広い利用に適しています。


いろいろなオプションパーツ(別売り品)を利用することで、自分好みの自転車に近づけることもできます。

↓自転車・オプションパーツの購入はこちら(下に移動します)

※自転車に使われている部品類は、改良や新素材の使用などにより、一部仕様変更になる場合があります。


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DAHON Qix D8
【映像内容】
折りたたみと展開(広げる)動画です。
  • 年式(〇〇年モデル/発売年)や発売した国によって、デザインや構造が多少違うこともあります。

DAHON Qix D8

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注意 乗れる状態にするのは販売店

自転車は工場で製造した時点では、まだ完成していません。最終的に販売店が組み立てと調整を行って完成します。

つまり、同じ自転車でも取り扱いが販売店によって違うので、クチコミや感想も違うものになります。

特に「自転車がガタつく」、「変速機がうまく切り替わらない」、「ブレーキのききが悪い」などの状態は、自転車の組み立てや調整をきちんと行っていない可能性があります。この場合、自転車ではなく、組み立てや調整を行う販売店に問題があることも考えられます。なかには、工場から届けられた状態のまま、自転車の組み立ても調整もまったく行わずに、そのまま販売している店もあるようです。

自転車のクチコミは、販売店によって違いがあることも考慮して、参考にしてください。

自転車専門店「サイクルベースあさひ」のネット通販

  • 箱から出したら、すぐ乗れる(組み立て、調整済み
  • 初期点検が、無料で店舗で受けられる
  • ネットのほうが、安くて種類が豊富
  • 店舗で受け取りもできる(送料無料

箱から出したら、すぐ乗れる(組み立て、調整済み)

自転車は、工場で製造した段階では、まだ完成していません。

その後、自転車屋さんが組み立てて、タイヤやブレーキなどの調整を行い完成車(乗れる状態)になります。

サイクルベースあさひのネット通販では、自転車を組み立てて調整をした後、すぐに乗れる状態にして配達してくれます。

初期点検を、無料で店舗で受けられる

サイクルベースあさひのネット通販で購入した自転車は、安全点検が無料で、購入後1年間に3回までサイクルベースあさひの店舗で受けられます。

自転車はすぐに乗れる状態で届けられますが、目の前で調整や点検をしてもらいたい方は、自転車が届いたら近くのサイクルベースあさひの店舗にその自転車を持って行き、無料で初期点検をしてもらうといいでしょう。

サイクルベースあさひは、全国に400店舗以上を展開する大型の自転車専門店です。ご自宅の近くにも店舗があるかもしれません。

≫ 全国のサイクルベースあさひのお店(店舗)はこちら

ネットのほうが、安くて種類が豊富

サイクルベースあさひのネット通販は、店舗に比べて価格が安く、品数も豊富です(一部を除く)。

注文後に仕入れ先から取り寄せるので、店で在庫を抱える必要がなく、ネット通販のほうが安い価格で販売ができ、取り扱う商品の種類も多くなります。

配達日の指定ができる

≫ お買い物方法|サイクルベースあさひ
「ご注文方法」をクリックした後、ずっと下にある「その他ご指定 ステップ4」の「その他ご指定」に書かれています。

店舗で受け取りもできる

ネットで注文した自転車を、近くのサイクルベースあさひのお店(店舗)で受け取ることもできます(一部の商品を除く)。

ネットで注文するため店舗価格よりも安いネット価格で購入でき、店舗で受け取るので送料無料です。

また、お店で受け取ると、アフターサービスや保険などが受けられる「サイクルメイト」に加入できます(有料)。

サイクルメイトへの加入は、店舗で自転車を受け取る際に加入と支払いをします。

お店(店舗)で受け取れる商品かどうかは、サイクルベースあさひのそれぞれの「商品ページ」に書かれています。

なお、お店で受け取る場合は、支払い方法はクレジットカード払いのみです。

≫ 「ネットで注文、お店で受け取り」について|サイクルベースあさひ

≫ 全国のサイクルベースあさひのお店(店舗)はこちら

パーツの取り付け

自転車とパーツ(部品)を同時に購入すると、取り付け工賃無料で自転車にパーツを取り付けてもらえます(一部を除く)。

≫ パーツの取り付けについて|サイクルベースあさひ

防犯登録

ネットで自転車を注文するときに、注文画面で防犯登録ができます(有料 600円)。

自転車を店舗で受け取る場合は、受け取るときに防犯登録を行います。

防犯登録は法律で義務付けられており、防犯登録によってその自転車の持ち主であることが証明されるので、盗難被害にあった場合に自転車が戻りやすくなります。

メンテナンス

自転車は乗り続けていると、点検や整備が必要になってきます。

そこで、おすすめなのが「TSマーク」です。

TSマークとは、自転車の整備士である自転車安全整備士が自転車を点検して、安全性が認められた自転車にのみ貼ることができるマーク(シール)のことです。TSマークは、安全な自転車の証明であり、傷害保険賠償責任保険が付いています。

傷害保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で自分が怪我をして入院するか、重度後遺障害(重い障害)を受けるか、または死亡した場合に一定の金銭(給付金)が支払われる保険です。

賠償責任保険とは、TSマークを貼っている自転車に乗っている人が、事故で人にケガをさせて重度後遺障害(重い障害)を負わせたり、死亡させた場合に、一定のお金が支払われる保険です。

TSマークは「自転車安全整備店」で付けることができます。自転車安全整備店は多くの自転車屋や一部のホームセンターが認定されているので、全国にたくさんあります。なお、サイクルベースあさひも「自転車安全整備店」です。

≫ 全国の「自転車安全整備店」 一覧

TSマークに必要な費用(保険料)は1,000円~1,500円ほどです。自転車の点検代がTSマークにかかる費用なので、店によって点検代が多少違います。

また、自転車に故障や激しい劣化があるとTSマークをつけることができないので、それらの部品を交換する必要があります。その場合は、部品代などが必要になります。

TSマークの有効期限は1年です。年に1回、TSマークを更新することで、自転車の定期点検ができますし、保険をかけることができるので安心です。

なお、TSマークをつけるには、防犯登録が必要です。

≫ TSマークについて|公益財団法人 日本交通管理技術協会

「サイクルベースあさひ」情報

  • 支払い方法、送料、配達、返品などについては、「サイクルベースあさひ」の商品ページの下のほうにもまとめて書かれています。
    それぞれのくわしい内容は、各ページをどうぞ。
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サイクルベースあさひ
全国に400店舗以上ある自転車専門店です。

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