折りたたみ自転車の選び方とオススメ、注意点

折りたたみ自転車は、色々な特徴を持ったものがあります。

なので、「何を重視するか」や「目的」を決めると選びやすくなります。

ここでは折りたたみ自転車を

  • ママチャリ(街乗り装備)
  • 軽量
  • 軽量コンパクト
  • スポーツタイプ

に分類しました。

なお、自転車はタイヤが小さくても速く走れるものはたくさんあります。

タイヤが小さくても、おもにペダル近くのギアが大きいと「ペダル1回転で進む距離」が長くなるので、たくさんこがなくても速く走れます。

他にも、力を伝える部品の質などを参考に、それぞれの自転車を速さでも分類しました。

【タイプ別】選び方とオススメ

ママチャリ(街乗り装備)

ここでいう、ママチャリ(街乗り装備)とは、おもに以下のものを言っています。

  • 前カゴ
  • ヘッドライト(前照灯)
  • 泥よけ
    泥ハネを防ぐ
  • ギアカバー
    ギアのカバーです。折りたたみ自転車は、ギアとチェーン全体ではなく、ギアだけのカバーがほとんどです。これでもズボンなどのスソが汚れるのをほぼ防げます。
  • スタンド
    駐輪時に自転車が倒れないように支える棒。
  • リング錠(サークル錠)
    後ろのタイヤをロックするカギ。

これら街乗り装備をフル装備している折りたたみ自転車は、とても少ないです。

折りたたみ自転車は、収納したり持ち運ぶことがあるため、街乗り装備を減らして、できるだけ軽くて小さいほうが楽だからです。

折りたたみ自転車で、最も多い街乗り装備は、「ギアカバー」、「泥よけ」、「スタンド」だけの最低限の装備をしているものが多いです。

この場合、種類がとても多くなるので、速いスピードで走れるものがたくさんあります。ママチャリ並のスピードや、それ以上に速く走れるものもあります。

街乗り装備が少ないものにして、走りや種類を優先するといった選び方もできます。

「ママチャリ装備(フル装備)」と、「最低限の街乗り装備」に分類しました。

製品紹介

ママチャリ フル装備
ママチャリと同じくらいか、それ以上のスピード

↓以下のものを標準装備
  • リング錠(サークル錠)
    ママチャリでは一般的な、後ろのタイヤの近くにあるカギ
  • ダイナモライト
    タイヤの回転で発電して点灯する
  • 前カゴ
    ハンドルの前にあるカゴ
  • 泥よけ
    泥ハネを防ぐ
  • スタンド
    駐輪時に自転車を支える
  • ギアカバー
    ペダル近くのギアについている、ズボンなどのスソが汚れにくくなるカバー

「ママチャリ フル装備」は、ギアが小さく、「ペダル1回転で進む距離」が短めになり、タイヤが大きいママチャリよりも遅めになるものが多いです。しかし、スピードを出さず、短い距離や短い時間(15分ほど)のちょい乗り目的ならば、価格も安いのでオススメです。

スピードを出したいならば、「ママチャリと同じくらいか、それ以上のスピード」から選ぶといいでしょう。

最低限の街乗り装備
ママチャリと同じか、それ以上のスピード

↓以下のものを標準装備
  • 泥よけ
    泥ハネを防ぐ
  • スタンド
    駐輪時に自転車を支える
  • ギアカバー
    ペダル近くのギアについている、ズボンなどのスソが汚れにくくなるカバー

軽量

折りたたみ自転車は、7kg〜8kg位が最軽量級です。

軽いほど、価格が高くなり、あるいはタイヤが小さくなる傾向にあります。

軽量化しながら強度を保つには、技術や素材に費用がかかるためです。あるいは、小さいタイヤを使うことで、軽量化するからです。

ここでは「10kg以下」と「11kg〜15kg」に分類しました。11kg〜15kg は「種類が豊富」「比較的 軽量」「比較的 安い」です。

製品紹介

10kg以下

5万円以下
5万円〜10万円
10万円台

11kg〜15kg

5万円以下
5万円〜10万円
10万円台

軽量コンパクト

タイヤが小さいほど、軽くて、折りたたんだときに小さくなる傾向にあります。

ただ、タイヤが小さいと路面からの衝撃が大きくなるので、乗り物としては、ある程度タイヤが大きいほうが走りやすいです。

そこで、14インチから20インチくらいがおすすめです。このあたりだと、軽量コンパクトで、あまり違和感のない走りになるでしょう。

より軽量コンパクトを重視するなら、14インチがいいでしょう。

路面からの衝撃を小さくするなら、20インチがいいでしょう。なお、20インチは、折りたたみ自転車で最も多いタイヤサイズです。なので、種類も多いので、選択肢も多くなります。

製品紹介

14インチ

14インチ

20インチ

10kg以下
11kg〜15kg(5万円以下)
11kg〜15kg(5万円〜10万円)
11kg〜15kg(10万円台)

スポーツタイプ

ロードバイク(ロードレーサー)やクロスバイクなどの本格的なスポーツ自転車の折りたたみ自転車です。

折りたたみスポーツ自転車は、ほとんどが小さいタイヤが使われています。

タイヤが小さくてもスピードは出ますが、長距離を高速走行する場合は、不利になります。

自転車で走り続けるには、ペダルをこぎ続けなければいけません。

タイヤの回転は、タイヤが大きいほうが、長くまわり続けます。

なので、タイヤが大きいほうが、少ない力でタイヤを回し続けることができます。つまり、スピードの維持が楽になるわけです。

距離が長いほど、速く走るほど、その効果を実感できます。

逆に言えば、さほど長距離を走らなかったり、さほどスピードを出し続けないという場合は、大きいタイヤの効果はあまり実感できません。

また、タイヤが小さくても部品の性能が良ければ、ペダルをこぐ力が効率的に伝わるので、十分、速く走ることができます。あくまで、タイヤが大きいほうが高速走行の維持がしやすいということです。

タイヤが小さいことのメリットもあります。タイヤが小さいと少ない力で回転するので、ペダルのこぎ出しが楽になり、止まったり進んだりすることが多い街乗りには適しています。

これらのことから、

  • スポーツ自転車で気軽にサイクリングがしたい
  • 車や電車でスポーツ自転車を持って行って、走りたい
  • おもに街なかでツーリング(長距離サイクリング)をしたい

という方にオススメです。

製品紹介

スポーツタイプ

5万円〜10万円
10万円台

注意点・基礎知識

「乗れる状態」にするネット通販

自転車は、メーカーが製造した時点では、まだ完成していません。その後、販売店が最終的に自転車を組み立てて、ブレーキやチェーンなどの調整と整備をして、完成車(乗れる状態)になります。

ネット通販の中には、最終的な組み立てと調節をしないで発売するお店もあります。この場合、自分で組み立てるか、お近くの自転車屋さんに有料で組み立ててもらうことになります。一部の自転車屋さんの中には、組み立てだけをやることを、嫌がるお店もあるようです。

ネット通販でも、組立と調整をして完成車にして届けてくれるお店もあります。

なかには、店舗(実際のお店)で自転車を受け取れる所もあります。この場合、ダンボールの処理が必要なく、送料無料です。

このサイトでは自転車をご紹介していますが、完成車にして届けてくれるお店や、店舗で受け取れるお店の自転車をご紹介しています。

身長が高い方は「ダホン」

自転車の適正身長は、フレームの大きさで決まります。

なので、小さいタイヤでも、折りたたみ自転車でも、身長が高い方でも乗れる自転車はあります。

折りたたみ自転車では「DAHON(ダホン)」です。

「DAHON(ダホン)」は、アメリカのブランドです。ハンドルの高さ(角度)や、サドル(イス)の高さを変えることができるので、自分に合わせて調節ができます。

メーカーが示す適正身長も 145cm〜190cmなど、幅広く設定されています。

製品紹介│DAHON(ダホン)

折りたたみ自転車の適正身長は何センチ?

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