自転車の変速ギアの選び方/目安

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ギアの数の目安(めやす)

変速ギアなし(シングルギア)
ほとんど坂がない平坦(へいたん)な道で、あまりスピードを出さないならば、変速ギアがなくても問題ないでしょう。
変速機がなくて困るのは、主に上り坂です。あまり進まないけどペダルが軽い「軽いギア」で上り坂を走ると楽なので、その「軽いギア」がないと、上り坂が走りにくくなります。
ただし、タイヤが小さい自転車の場合は、タイヤが小さいのでペダルが軽めになります。また、ママチャリに比べて車体が軽いので、登り坂もペダルが軽めになります。ですので、タイヤが小さい自転車の場合は、変速機がなくても急な上り坂でなければ、あまり問題を感じないかもしれません。
変速機がないと、その分、価格が安く、重量も軽くなります。価格が安い自転車や、折りたたみ自転車で収納や持ち運びを重視したい方は、変速機がない自転車がおすすめです。
3段変速ギア~6段変速ギア
ママチャリに多い変速ギアの数です。軽いギアで上り坂を走り、重いギアでスピードを出せます。短距離~中距離の街乗りにおすすめです。
7段変速ギア~10段変速ギア
街乗りには十分です。スポーツ自転車としても機能するでしょう。街から外れた坂の多い道も走れるでしょう。
11段変速ギア〜
スポーツ自転車として十分に機能します。坂が多い道を走ることに適しています。色々な坂に合わせてギアを切り替えて走ります。

変速機の使い方

変速機はギアを切り替えるためのものです。ギアは「軽いギア」から「重いギア」まであり、「軽いギア」はペダルは軽くこげますが、「ペダル1回転で進む距離」は短くなります。

「重いギア」はペダルが重いですが、「ペダル1回転で進む距離」は長くなります。

これらのギアを坂や風などの状況に合わせて切り替えて走ります。

「軽いギア」は、上り坂や向かい風、じゃり道など、進みにくい状況で使用します。ペダルをこぐ回数は多くなりますが、よけいな力を使わなくても走ることができます。

「重いギア」は、スピードを出すときに使用します。「軽いギア」で、ある程度スピードを出してから、少しずつギアを重くしていき、加速します。たくさんペダルをこがなくても、スピードを出すことができます。

自転車はペダルをこぐペースが一定のほうが、無駄な体力を使わずに済みます。状況に合わせてギアを切り替えて、ペダルをこぐペースを一定に保つことで、効率的な走りができて疲れにくくなります。

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